ワークラボの日常,  就労

面接会の準備①自己理解と説明

高松ハローワーク主催の就職面接会に向けて、ワークラボでも準備をしています。作業を少なめにして、就職会準備の個別支援を行っています。内容は以下のようなことです。

〇自己理解

〇障害・病気の説明方法と配慮の依頼(ナビゲーションブック)

〇履歴書・職務経歴書の作成

〇会社分析

〇面接練習

就職活動では、一般に自己分析と会社分析が重要と言われます。もちろん障害者雇用でも同じです。障害者の就職では、特に病気や障害の自己理解と説明が重要です。

会社にとって、どのように対応すればいいかわからないのでは、コワくて雇えないのでないでしょうか。もし採用しても、対応の仕方が分かるまで時間がかかり、お互いにストレスが高まることになりかねません。もっと悪いことに、理解が得られないと辞めてしまったり、精神的に調子を崩して、その障害者が社会参加から遠ざかってしまうこともあり得ます。

障害や病気を説明してもらおうとすると、人によってはできないところ、マズい部分ばかり挙げていくことがあります。でも、それでは本人も気持ちが落ちますし、会社が採用する気持ちにはなりにくいです。

なので、苦手なことがあっても、①それを克服するために自分が努力したことと、②それでも十分でないことを説明し、③会社が受け入れられる配慮方法を伝えることが必要だと思います。そして、④そのような配慮があれば働けるし、⑤がんばって働きたいと意思表示していくことが重要です。

これらを説明できるようになるために、ナビゲーションブックの作成にも取り組んでいます。ナビゲーションブックは、自身の特性をまとめたツールです。これを元に、必要な部分を抜き出して面接や実習の時に伝えていくものです。

せっかくなので、障害者職業総合センターのナビゲーションブックの資料のページをご紹介します。

https://www.nivr.jeed.go.jp/center/report/support13.html