企業見学に行ってきました
利用者お二人と企業見学に行ってきました。
今回見学した会社は、かなり大きな規模で、誰もが知る会社です。先日障害のある社員を募集していると連絡をいただき、いつでも見学案内しますと言っていただいたので、さっそくお邪魔しました。他の就労継続支援事業所や就労移行支援事業所にもお声がけされていて、情報をオープンにして構わないとは言っていただいているのですが、当面は支援機関と二人三脚で進みたいとおっしゃっていたので、勝手に明かすのは控えておきます。
こちらの会社さんは、特例子会社も検討したものの、直接雇用の方針で障害者の働く部署を作ったということでした。内容的には清掃を中心に名刺作成や資料のチェック、郵便物の封詰めなどなど、いろいろなことをされていました。しかも、今後の雇用障害者のために、外注していた作業を引き上げて内製化するアイデアがいくつもあるようで、様々な方を受け入れる準備があることを感じました。
社内体制としては、障害者支援の経験者を直接対応する担当者として複数雇用しているということです。それでいて、既存の部署から切り離されているわけではなく、仕事をもらいに行って必要に応じてその場所で作業することもあるそうです。これは、実は、国が目指す共生社会(障害者もそうでない人も入り混じって暮らす)に沿った働き方ができるすごいことだと思いました。
見学に加えて、障害者雇用の考え方をご説明いただき、多くの質問にお答えいただきました。現状、社外の人との対応を必要とするわけではないので、高度なコミュニケーション求めないものの、社会人として必要なこと(時間を守る、しっかりあいさつをする、不明な点は確認するなど)は身につけておいてほしいと説明がありました。見学した利用者さんには、目標の意識づけにとても効果的だったのではないかと思います。
障害者雇用なので、当然週30時間以上の勤務を必要としていますが、すぐにそこまで働けない人については、週20時間の短時間勤務から延長していくことも受け入れられるということでした。さすがに障害者支援の経験がある方がおられるだけに、事情をよくわかってくれるとうれしくなりました。条件に合う方が来られたら、ぜひご案内したい先と思っています。
香川県高松市、三木町、さぬき市あたりで一般企業で就職したいとお考えの障害のある皆さん。ワークラボは一般就労を全力で応援します。ぜひご相談ください。